キープ奏法を取り入れたレッスンは、お家での練習時間がほとんど取れない方や、電子ピアノ、アコースティックピアノ等をまだお持ちでない方も受講いただけるという特徴がございますので、少しご紹介致します。
確かに個人練習は、他の多くの習い事等と同様に、いずれさらなる上達を目指していく上では非常に大切になって参りますが、レッスン内だけでもキープ奏法の基礎を含めた多くのことを実践していただくことが可能ですので、ご参考にしていただければ幸いです。
少し具体的な話としまして、現在レッスンにおける選曲の方法は大まかに分けて以下の３パターンとなります。
①生徒さんのご希望の曲
②生徒さんのご希望の曲+キープ奏法実践のための易しいテキスト
③キープ奏法実践のための易しいテキスト
この中で、お家での個人練習が無くてもレッスンで色々な実践をしていただけるのは最後の③です。
③で扱うテキストは、プレゼントでお渡ししておりますラーニング・トゥ・ プレイの他に、小さなお子様向けにはプレ・ リーディング(五線が出てこない譜面)を取り入れた教本や、その他色々な難易度別導入用教本です。このような初見でトライ可能な曲をたくさん使うことで、ピアノが初めての方は基礎の段階からキープ奏法の導入を見据えたレッスンが可能になり、他方、ピアノ経験者の方や、他のお教室にも並行して通われている方、既に演奏活動をされている方も③をお選びいただくことで、新たな曲の練習の負担を増やさずにそれぞれのペースに合わせてキープ奏法を取り入れていただくことができます。
タッチのキープのコツを掴み、指のトレーニングも並行して行っていただくことで、一般的には一度終えると顧みられることの少ないピアノ導入用の曲集にも、表現の多様な可能性があり、難しい曲へと繋がるエッセンスが詰まっていることに気づいていただければ幸いです。(また、少し関連する話としまして、複数の理由から１曲にあまり時間をかけ過ぎず、易しい曲を数多く弾いていくというレッスンの特徴もございますので、改めてブログにも書く予定です。)
以上、今回はご自宅での個人練習が無くても受講いただけるレッスンのご紹介でした。
キープ奏法は、コツを掴むまでの難しさこそございますが、易しいテキストを用いて気軽に実践できますので、是非トライしていただければと思います♪